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悪性腫瘍に対する最先端医療
最近では、ワンちゃん、ネコちゃん達も私達人間と同じく、年齢を重ねていくに従い癌などの悪性腫瘍疾患に罹患する割合が増加してきています。
当院では、大学の動物医療センターと協力し、これら悪性腫瘍に対する最先端治療に取り組んでいます。今回は、その中の一つ、一般ではまだ行われていない血管カテーテル技術を用いた“動注療法”についてご紹介します。
ワンちゃん、ネコちゃんに発生する悪性腫瘍でも、特に鼻腔内や口腔内、肝臓の深部等外科手術が困難で治療に苦慮する例があります。動注療法はこれら腫瘍の栄養動脈までカテーテルを進入させ、ピンポイントで病変部位のみに薬物を注入する施術法です。一度カテーテルを留置すれば複数回に亘り動物に苦痛を与えずに投薬でき、従来の全身投与の化学療法に比較して、副反応の発生が低いという利点もあります。画面下部は現在治療中の鼻腔内腺癌のワンちゃんの病状とカテーテル留置の状態です。
治療前の頭部CT像
鼻腔内に占拠している腺癌
腫瘍を支配する動脈に達するカテーテルの先端部
カテーテルを用いた薬物投与を2回行った後のCT像
鼻腔内に間隙が増えている
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